スラダン最強王者のモデルにも…かつて栄華を極めた能代工の今

バスケットボールのウインターカップは12月23日から7日間の日程で開催されます。男子は昨年、福岡大大濠が初優勝を狙う鳥取城北を77対57で退け、3年ぶり4度目の優勝を達成。今年は連覇の期待がかかります。

かつて、圧倒的な人気と実力で、タイトルを総なめにした高校がありました。能代工（秋田）。田臥勇太選手が在籍していた1996年～1998年の3年間で、高校3大大会であるインターハイ、国体、ウインターカップを制して史上初の9冠を達成。田臥選手はウインターカップで3年連続ベスト5を受賞するなど、数々の伝説を築きました。人気バスケ漫画「SLAM DUNK」に登場する最強王者の山王工業のモデルとしても広く知られています。

これまでウインターカップ最多となる20回の優勝を誇る能代工ですが、王朝の時代は長くは続きませんでした。私学の台頭もあり、2016年には54年ぶりに全国大会にすら出場できない屈辱を味わうと、2021年春に能代西との統合に伴い、校名が「能代科学技術」に変更となりました。今年は秋田県予選会準決勝で秋田工に2年連続で敗れましたが、ファンは名門復活の時を待ち望んでいます。

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