幅広く豊かな才能を育む学生の育成
アメリカの大学の授業は「受ける」のではなく「参加する」という考えが根本的にあり、自分の意思を積極的に主張することを大切にしています。人の意見を正解、不正解と判断せずに、「ひとつの意見」として受け入れてくれるので、「英語だと上手く表現できない」「どうせ間違ってる」など勝手に思い込んでしまうと、自分の意見はいつまでたっても伝わりません。異文化にも柔軟に対応する意識を持つことで、自己表現力を磨くことができるようになります。自分の気持ちを表現することが苦手とされる日本人にとっては、隠れた才能を引き出す教育環境と言えるでしょう。
「文武両道」という教育理念
近年日本の学校では部活動だけではなく、学問にも力を入れていていますが、アメリカの学校では生徒は常に学生であることを「職業」と課しています。将来プロ入りを期待された有望な選手であっても、学校での成績が悪ければ試合どころか練習にも参加させてもらえないケースがあります。すべては、競技を引退した後の安定したキャリアを築いていく準備として「文武両道」の教育理念を軸においているのです。
一般的な編入システム
アメリカでは二年制大学から四年制大学へ、あるいは四年制大学から他の四年制大学へといった編入学システムが確立されています。最近では高卒1年目の選手が在籍できるプレップスクールから二年制大学または四年制大学へ入学するパターンも主流となっています。高校卒業後に、希望する四年制大学に入学できなかった場合でも、プレップスクールや二年制大学で良い成績を維持することで、NCAA校からの奨学金付きオファーをゲットできる可能性が生まれてきます。
大学の種類
二年制大学
(コミュニティカレッジ / ジュニアカレッジ)
二年制大学は四年制大学に比べ、入学基準が緩やか且つ必要英語力も低めですので入学しやすいのが特徴です。大学によっては返済不要の奨学金を獲得する可能性もあります。昨今の学生バスケ界は高卒でいきなり四年制大学のバスケ部に入部することが難しいため、学業面への順応も含め二年制大学からスタートする学生が増えています。
二年制大学の特徴
・滞在は学生寮またはアパート
・四年制大学へ編入を目指す学生多数
・選択肢はNJCAA, CCCAA, NWACの3リーグ
・年間留学費用は $20,000〜$40,000
・返済不要の奨学金制度あり
四年制大学
(ユニバシティー / カレッジ)
このページを見ている誰もがNBAの登竜門でもあるNCAA校でコーチ留学することを目標に掲げているでしょう。二年制の大学でしっかりと英語力やコーチング実績を身につければ、NCAA1部リーグ校の名門バスケ部の門を叩くことも夢ではありません。
四年制大学の特徴
・滞在は学生寮またはアパート
・部活と学業面で高い結果が求められる
・選択肢はNCAA(1部〜3部)とNAIAの2リーグ
・年間留学費用は $40,000〜$60,000
・返済不要の奨学金制度あり
大学バスケリーグの種類
四年制大学
NCAA
(National Collegiate Athletic Association)
リーグ登録条件が厳しく定められていて究極の「文武両道」が求められます。1部リーグから3部リーグで構成されており、1部リーグでは最大で全額奨学金が付与させることもあります。またプロ選手やオリンピック選手らも多数輩出しています。2部リーグも返済不要の奨学金システムが充実しています。
NAIA
National Association of Intercollegiate Athletics
小規模のリベラルアーツ系大学で構成されるリーグです。NCAAほどの厳しい入部条件はありませんので入部はしやすいですが、プレーを継続するために高い学力を維持する必要があります、NAIAでも大型奨学金を得られるチャンスはあります。
二年制大学
NJCAA
National Junior College Athletic Association
NCAAの二年制大学版。四年制リーグと同様、リーグで定められている学業成績が維持できなければ試合出場の権利が剥奪されてしまいます。四年制大学へ編入せずにプロチームからドラフト指名を受け、プロ契約をする選手も少なくありません。また1部リーグにおいては奨学金が付与されることもあります。
CCCAA
California Community College Athletic Association
スポーツが盛んなカリフォルニア州内の大学だけで構成されているリーグです。全国から有望な選手が集まり、四年制大学以上のレベルを兼ね備えるチームもあるほど。州内外の名門校への編入率が高く、多くのプロスカウトが偵察に訪れています。
NWAC
Northwest Athletic Conference
ワシントン州とオレゴン州内の約30の二年制大学で構成されているリーグです。アメリカとカナダの国境が近く、カナダの大学も複数校参戦しています。
入学のチャンスは年2回
アメリカの大学は、9月(または8月下旬)から翌年5月中旬までを1学年と捉え、6-8月は夏休みまたは夏学期となります。多くの大学がこの1学年を2期に分けるセメスター制をとっていますが、4期に分けるクォーター制をとっている学校も少数あります。各学期が終了するとコースが終了し、成績がついて単位を取得します。入学時期は1学年が始まる8月下旬か、セメスター制の場合には2学期が始まる1月となり、年に2回入学のチャンスがあります。
日本の大学を中退した場合
日本の大学を中退した場合も、現地の大学に入学できます。ただし必ずしも日本の大学で履修した単位をアメリカの大学に全て以降できるとは限りません。詳しくはご相談ください。
入部オファーと進学先が決まる時期
9月にアメリカの大学に入学する場合は、大学の入学願書の申込みは1月頃から5月初旬に始まり、6月初旬までにほとんどの大学が願書提出の締切りとなります。願書を出す前に大学運動部の監督やコーチに入部を許可をもらい、大学入学に必要な英語テストで必要な点数を獲得しておく必要があります。
入部オファーは10月〜翌2月頃までに集中します。その中で最も条件に見合った大学を吟味し、3月以降に進学先候補が決まり、決まった学校のTOEFL基準点突破を目指し、願書提出までの期間勉強します。
留学サポートについて
留学前のサポート
アメリカ大学バスケコーチ留学
入学可能校調査
大学バスケコーチ留学にとって大事なのは「コーチ研修」のできる環境を確保すること。大学の部活では、学生コーチであっても大学入学の前にコーチに入部許可をもらわないと、入学後部活に入れません。まずは、入部・入会審査のための履歴書やエッセーを作成しコーチやチームに連絡。受け入れてもらえる大学やチームを確保します。
留学準備プログラム
進学校が決まったら、次に必要なのは英語力。どの大学もTOEFLやIELTsなどの英語テストの点数が入学条件になっています。GXAの留学準備プログラムは、卓越した指導力で英語が苦手な学生の英語力も伸ばしています。たった3〜4ヶ月の間に、TOEFL iBTテスト(120点満点)で30点UPは当たり前。大学卒業とその後の就職も見据えた有意義な留学になるよう留学前学習を徹底サポートします。
アメリカ大学バスケコーチ留学
出願手続きサポート
TOEFLやIELTSの点数が確保できたら、次は願書を作成。成績証明書やその他必要な書類を入手しなくてはならず、入学推薦書の作成も必要です。間違いがないようにしっかりチェックし、手続きを進めていきます。
学生ビザ申請サポート
大学から入学許可書が出たら、次は入国のためのビザを取得。例えばアメリカの場合は、オンラインで申請し、米国大使館で面接を行います。ビザ取得の面接は印象が大切。失敗すると、不必要にビザの発給が遅れることも。どんな受け答えが必要なのか、面接時の対策も指導します。
渡航に向けて
航空券や空港送迎、渡航先での宿舎、海外留学保険、そして携帯電話の準備まで、海外生活に必要なこと全てを徹底サポート。
留学中のサポート
アメリカ大学バスケコーチ留学
定期カウンセリング
留学中は学校の連絡事項も英語。留学生が授業登録の方法や期日を把握していない、または、宿題が出ていることに気づいていないといった事が実際に起きます。スポーツ留学は文武両道が必須。成績が悪いと部活に参加する権利を失うことも。また、奨学金をもらうためには、学業成績もしっかり残す必要があります。GXAは学期ごとに学生をカウンセリングし、成績を管理。より良い成績を残すためのアドバイスを行ったり、留学生活全般について相談を受け、問題を一緒に解決します。
アメリカ大学バスケコーチ留学
編入先大学の調査・出願サポート
海外の大学では、学びたい内容を求めて、または、競技レベルを上げるために、入学後に別の大学に編入することも可能です。例えばアメリカ留学では、入学しやすく良い成績を残しやすい二年制大学に入学し、卒業後に四年制大学の3年次に編入することをお勧めしています。二年制大学で高い学業成績の維持とコーチ研修実績を積むことで、四年制大学から、返済不要の奨学金オファーを獲得することもできます。編入可能な大学や、奨学金の調査と交渉をサポートします。
アメリカ大学バスケコーチ留学
就職に向けて
インターンシップ先の紹介や推薦書の作成もサポートします。さらには、就職活動の対策指導や履歴書の作成指導まで、希望する就職が成就するよう全力でサポートします。
その他サポート
長期休暇中のインターンやアルバイトの紹介、航空券や滞在先の手配、ビザやパスポート、海外留学保険の更新手続きの案内まで、トータルでサポートします。